garden, architecture, art

等々力渓谷・九品仏

都会のオアシスとも言える東京23区内唯一の渓谷である等々力渓谷と、奥沢城跡に僧侶・珂碩が1678年開山した緑濃い「九品山浄真寺」。東急大井町線がつなぐ2つのエリアの魅力を紹介します。

等々力渓谷の斜面には200万年前の地層が露出し、横穴古墳群も発掘されました。自然、歴史の両面で東京の来歴を学べるスポットです。多摩川の支流である谷沢川の流れを感じながら、都心とは思えぬ秘境的な場所を散策します。

等々力渓谷は谷沢川の浸食によってできた全長1kmほどの渓谷です。武蔵野台地を構成している地層を間近に見ることができ、露出した粘土層には化石も見られます。

遊歩道を歩きながら、植物や地層を観察し、川面に映る木々を楽しめる贅沢な散策

澄んだ湧き水や太古からの貴重な植物など見所満載です。

等々力不動尊発祥のもととなった不動の瀧。八百数十年前、興教大師様がご開創された領域で、都内では数少ない歴史と伝統のある修行場です。

等々力不動尊の向かいに日本庭園があります。入口は2つありますが、かぶき門は上品な雰囲気で、日本情緒を味わいたい方におすすめです。門を入ると竹林が両サイドに続き、書院は石畳の階段上にあります。日本庭園は1973年に、書院は1961年に建てられました。庭園は、有名な庭師である飯田時樹さんによって設計されました。全国的にある飯田さん設計の庭園は開発で失われており、等々力渓谷公園の日本庭園は非常に貴重です。庭には石灯籠としだれ桜があります。書院の建物も当時のまま保存されています。庭には日当たりの良い芝生広場もあり、そこからの眺めも美しいです。

九品仏

東急大井町線九品仏駅近くにある九品山唯在念佛院浄真寺は浄土宗のお寺で、「九品仏」の名で親しまれています。 江戸時代初期に高僧 珂碩上人によって建てられ、延宝6年(1678年)第4将軍徳川家綱より奥沢城跡地が与えられました。 御堂を配置し、阿弥陀如来像が9体納められ創建されました。 御堂は「江戸名所図絵」(1836年発行)に描かれている間取りとほぼ同じです。 九品仏には「おめんかぶり」と呼ばれる仏教行事があります。 正式には「阿弥陀如来二十五菩薩来迎会」と呼ばれ、3年に1回、菩薩の顔をした僧侶が三仏堂(上品堂)から龍護殿(本堂)を渡ります。 阿弥陀如来が二十五の菩薩をしたがえて西方極楽浄土よりご来迎になるという、浄土の教えを具現化しています。 東京の無形民俗文化財に指定されています。

九品仏駅から歩いていくと、最初に見えるのが「総門」です。 大きな屋根が、参拝者を迎えてくれます。現在、この門の屋根には銅板が組み込まれていますが、1965年以前は茅葺き屋根でした。

「閻魔堂」には閻魔大王がいます。 人は亡くなると、7日目に三途の川に到着します。 三途の川には大王の配下である懸衣翁・奪衣婆という老夫婦がいます。三途の川を渡る運賃の変わりに老婆の奪衣婆が死者の服を剥ぎ取り、川のほとりの木に吊るします。 木の枝の垂れ度合いにより生前の罪の重さが決まります。

「紫雲楼」と呼ばれる重厚な山門は、寛政5年(1793年)に建てられました。 山門には阿弥陀如来と25体の菩薩が祀られており、寺院全体を守るために風神と雷神の像も安置されています。

Auther:Mamiko Kusano

CREAZIONE Co.Ltd. Director
From Tokyo
2006 Established CREAZIONE Co. Ltd. I mainly work on branding, digital branding, space design, and furniture design.

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