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東京都庭園美術館

美術館の特徴・建築

東京都庭園美術館は東京都港区白金台にある都立美術館であり、旧朝香宮邸とも呼ばれています。1983年に開館した美術館そのものが美しい理由は、近代西洋の建築様式であるアール・デコと呼ばれる装飾で統一されているからです。モダンで優美な品のある様子は、美術館の内装すべてに巡らされています。

西洋の雰囲気を反映させた建物は「幻の建築」や「アール・デコの美術品」と称され、2015年には後世に伝えるべき名建築として、国の重要文化財に指定されました。都心にあるとは思えない自然豊かな場所にたたずむ東京都庭園美術館は、近代西洋のロマンあふれる雰囲気で人々を魅了させてくれる美術館です。

正面玄関

正面玄関の注目ポイントは、ガラスレリーフの扉です。フランスのガラス工芸家であるルネ・ラリックの作品であり、東京都庭園美術館のためにデザインされました。翼の生えた女性像からは神聖さを感じられます。

大客室

大きな窓から降り注ぐ、やわらかな日の光で照らされた室内は、アール・デコの雰囲気とあいまって温かみのある空間。東京都庭園美術館のなかで一番アール・デコの美しさを体感できるエリアが大客室です。

上を見上げると、豪華なシャンデリアを囲むように、漆喰仕上げの円や石膏で作られたジグザグ模様がデザインされ、高級感と品を感じられます。

大食堂

大客室の隣にあるのが大食堂であり、大きく円を描くように室内が設計されています。窓からは南にある庭園を望むことができ、解放感のある空間。食事をする場所ということもあり、所々に食べ物をモチーフとしたデザインがされていることが特徴です。

ガラス扉には果物、ラジエーターカバーには魚貝、照明にはパイナップルとザクロをモチーフとしたデザインが施されています。

書斎

一見丸く円のように設計されているような空間ではありますが、実は四隅に飾り棚を置くことで室内を円形のように見せています。ドーム型の天井からはぬくもりを感じる照明が配置され、落ち着きのある空間。明るすぎず心を落ち着かせてくれる、ほかとは違った雰囲気が漂う場所です。

庭園・茶室

東京都庭園美術館は建物の美しさだけではなく、緑豊かな庭園と日本の風情を感じる茶室も見どころです。庭園は3つに分かれていて、先ほどご紹介した大食堂から見えるのは、芝生で覆われた芝庭。東京都庭園美術館を見守るように大木が植えられ、夏にはちょうどよく木陰が作られます。

池の近くにある日本庭園は、起伏に富んだ景観が特徴。秋には紅葉が見られるエリアです。隣にある茶室を望みながらの紅葉を観賞していると、歴史の趣を肌で感じられます。

少し離れた場所にある西洋庭園は、樹木を整備して開けた空間です。春になるとワシントン桜が見られ、舞う花びらに酔いしれます。

アール・デコのクラシカルな雰囲気を堪能しながら、外に広がる和を感じられる東京都庭園美術館。タイムスリップをしたかのようなワクワク感と、煌びやかで優雅な時間をすごせるスポットです。

Auther:Mamiko Kusano

CREAZIONE Co.Ltd. Director
From Tokyo
2006 Established CREAZIONE Co. Ltd. I mainly work on branding, digital branding, space design, and furniture design.

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